Love Buddy シンクロする2人のパッション

神谷 幸弥(さや)

2019-01-11
恋愛ヒストリア
0 COMMENTS

★ステップ3の最終受講が近くなったある日

Mと二人で行きつけのカフェに行って、課題のチェックと日程の確認をしていたのね。一通りのことが終わって話し込んでる内に、私の離婚の原因にまで話が飛んじゃったんだよ。

まぁ、色々あるけど、夫と妻じゃなくて夫が2人みたいな感じになっちゃったんだよねぇ。つまり、私には妻には向いてないってこと。

妻なぁ…
俺にはお前が向いてないとは思えねぇなぁ。内助の功とは違うけど、俺を陰になり日向になり支えてくれてるだろ。

それは、あくまでも仕事上でのことでしょ。

そうかぁ?
俺達って、仕事を離れたら一切関係無しか?

そうは言い切れないけど…

だろ? 俺にとっては良い女房だよ、お前は。

しれっと何言ってんだか。私はMの奥さんじゃないわよ。
Mにはれっきとした奥さんがいるでしょ。

向いてないっていうのは、なんていうか、するのが嫌で…

するって、いわゆる夫婦の営みのアレか?

うん…。
子供を産んでからは触られるのも嫌で、どうしても受け入れられなかった。元々、キスはおろか間接キスすら出来なかったから…

何という話をしてるんだ私は…。

そりゃ、よっぽど相性が悪かったんだな。お前の赤い糸の相手は旦那じゃなかったってワケだ。

ぷっ… 赤い糸って… Mって時々言うことが乙女になるよね。

うるせぇ。お前のほうこそ男顔負けだろうが。会社の男子トイレに平然と入ってくるのってお前だけだぜ。

確かに。それは認める。男の人の立ちション見たって何とも思わない。ん?… ちょっと待って、それはあの時Mのを… Mのせいだよ。

あぁ、あの時か。やっぱ見てたんだ。最後は『おあいこ』だったな。

それ以上言ったら、ぶん殴るよ?

おー、怖っ。さすが野郎連に入ってるだけあるわ。まぁ、俺が引き摺り込んだんだけどな。

※野郎連の件は、また別の機会ね。

★研修最終受講の日の前日

ホテルに前泊する為に電車に乗っている時、いつもは研修のことを話してたんだけど今回は違ってた。

お前の子供な、女の子だから、そのうち絶対に会いにくると思う。

だと良いけど。もう1人産んどけば1人ずつ引取って寂しく思わなかったかも。でも、それって大人のエゴよねぇ。

車内が乾燥しているせいか、喉が渇き、Mの手元にあるペットボトルのドリンクを何の躊躇いもなく飲んでいた。

それ以前にお前は子作りが出来る状態じゃなかっただろ。あ… それ俺の飲み止し…

慌てて私の手からペットボトルを取り上げるM。

あ…ごめん。喉が渇いちゃったから…

怒ってねぇよ。それより、大丈夫なのか?

大丈夫って、何が?

お前、別れた旦那と間接キスがダメだって言ってただろ?

うん。旦那とだけじゃなくて元々そういうのが嫌い。飲み回しなんて考えただけでもオエーッってなる。

でも、俺のは大丈夫なんだ?
まだ飲みたけりゃ、残り飲んでも良いぞ。

私の手から取り戻したペットボトルに口を付け、ドリンクを一口飲み、そのまま差し出すM。

ん、ありがとう。
何でだか分かんないけどMのは平気。嫌じゃない。

Mからペットボトルを受け取り、残っていたドリンクの半分くらいを飲み彼に返した。その後、もペットボトルはMと私の間を数回往復した。
それ以降、1つの飲み物をやったり取ったりするようになっていた。

間接キス… 思い返すと、血縁者以外としたのは後にも先にもMだけだった。

★研修受講最終日の前日

出された課題が予想外に多くて片付けた後の疲労感に耐えられず、そこがMの部屋だということも忘れベッドの上で横になっていた。やがて、心地良いマッサージを施されているような、身体がふわふわとする感覚に包まれていった。

ユキ、起きろ!

何時間経ったのかは分からないけど、いつの間にか眠ってしまっていたことに気付いた。

目を開けると、Mは私の顔の両脇に手をつき覆い被さっていた。
(体勢的にはベッドの上で床ドン)

女性の間近に迫る男性
※イメージ画像/ぱくたそ(www.pakutaso.com)モデル:大川竜弥

外されている胸元のボタン、捲られたスカート、僅かにずらされた下着、そして、身体に残る刺激を受けた感触。それらが眠っていた私の身に起きたことを物語っていた。

無防備にも程があるだろ。俺だって男なんだぞ。今までずっと我慢してたってこと分かってんのかよ。お前がそのままココにいたら抑えきれなくなっちまうだろ。自分の部屋に戻れ。

私を見つめる彼の目は今まで見たことのない雄の目になっていた。

M…

目を逸らすことが出来ず、ジッと彼の顔を見つめていた。

バカ…煽んな…

切なそうなMの声で、私も雌の目になっているのだと悟った。

ダメ… この場から離れなくては…。
どんなに頭で言い聞かせても、身体が動こうとはしない。
彼と私の情欲がシンクロしているのを感じた。

此処に居るのは、一対のただの男と女…。


今回はここ迄…
にほんブログ村 恋愛ブログ 恋愛体験談へ

PVアクセスランキング にほんブログ村

お読みくださり、ありがとうございます。

Comments 0

There are no comments yet.

Leave a reply